ヤングケアラーの支援が前進

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「ヤングケアラー」のアニメが公開! 

(ヤングケアラーについてのショートアニメ/ユーチューブより)

このほど、中野区のホームページでヤングケアラー支援に関するショートアニメ「きかせてほしい きみのこと」が公開されました!

「ヤングケアラー」(young carer)とは、家事や介護を日常的に担っている18歳未満の子どものことです。障がいを抱えた家族、幼い弟や妹の世話をしたり、高齢者の介護を子どもたちが担っているケースは実はたくさんあります。

2022年4月、厚生労働省は小学生を対象とした実態調査を初めて実施しました。全国の小学6年生(約2万4500人)のうち9759人から回答があり、「家族の世話をしている」と答えた子は6.5%、つまり15人に1人です。世話をする対象は兄弟姉妹が71.0%、母親が19.8%でした。

世話に費やす時間が7時間以上に達する子は7.1%おり、このうち「学校をたまに欠席する」と答えた子は28.9%います。

ヤングケアラーに社会福祉の手が行き届いていないケースは、おそらくかなり多いでしょう。福祉の支援を受けられず社会から孤立し、子どもたちが家庭の中でもがき苦しむ現状を放置しておいてはなりません。

そこで久保りかは、20年間にわたってこの問題に粘り強く取り組んできました。

片渕須直監督のアニメ制作チームが参加! 

片渕須直(かたぶち・すなお)監督のアニメーション映画「この世界の片隅に」、続篇の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の制作に参加した「株式会社コントレール」(アニメーションの企画・制作会社)が、約4分のショートアニメーションを作り上げてくださいました。

内閣府は地方版の「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業」を実施しています。この推進事業の補助金を活用するよう、久保りかは区議会で中野区に要望してきました。

その結果、今回のアニメ作成や特別展示、LINE相談などの支援をスタートすることができたのです。

思い返せば、東京都中野区内で暮らすヤングケアラーのAさん(当時17歳)と久保りかが出会ったのは、今から20年近く前のことです。Aさんの両親は難病を抱えており、2人とも入院生活を送っていました。そんな中、Aさんは認知症を抱える祖母と2人暮らしをしていたのです。

Aさんをバックアップするため、あのとき久保りかはケアマネージャーや保健師さんと連携しながら、必死でAさんの支援に取り組みました。

ヤングケアラーの皆さんへの支援には、終わりがありません。「誰一人置き去りにしない」という気持ちで、久保りかはこれからさらにヤングケアラー支援に取り組んでまいります。

※ヤングケアラーをテーマにしたアニメ「きかせてほしい きみのこと」について、詳しくはコチラをクリック

※ヤングケアラー・ケアラーLINE相談『ケアラーTalk』について、詳しくはコチラをクリック

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