「開かずの踏切」解消へ西武新宿線の地下化を推進!

西武新宿線沿線では、何十年も前から「開かずの踏切」問題が地域住民を悩ませてきました。ラッシュアワー時には各駅停車・準急・急行・特急が次々と上り下りを行き来し、何分も踏切が閉じたまま道路に渋滞が発生します。「開かずの踏切」によって消防・救急の緊急車両も足止めを食ってしまい、火災発生時や救急患者の搬送に深刻な支障をきたします。

ご近所のお世話になった左官職人の方が、仕事中に足場から転落し、車椅子の生活になられ、車椅子では段差のある踏切が通れないとの切実なお声もありました。


そこで久保りかは、西武新宿線の連続立体交差事業を推進してきました。中井駅から野方駅まで約2.4キロの鉄道を地下化し、道路と鉄道を立体交差化する大規模工事です。2013年に東京都が事業認可を取得し、2027年3月の完成予定で現在は工事が進んでいます。

公明党は全国に3000人の議員をもつネットワーク政党です。中野区議会議員団の間で「横の連携」を深め、高倉良生都議会議員をはじめとする公明党都議会議員団、そして衆参両院議員・国土交通大臣と「縦の連携」を密にしながら、連続立体交差事業を進めてきました。

中野区立「鷺の杜小学校」の開かずの踏切が一歩前進!

(鷺の杜小学校の近くの踏切/特急や急行、準急、各駅停車が目まぐるしく行き交い、何分も踏切が開かないことがしょっちゅうあります)

2024年4月、鷺宮小学校と西中野小学校が統合して、中野区立「鷺(さぎ)の杜(もり)小学校」(中野区鷺宮4-7-3)が新たに開校しました。かつて中野区立第八中学校だった時代から、鷺の杜小学校周辺の通学路では、西武新宿線の「開かずの踏切」対策がずっと課題だったものです。

中野区の調査によると、学校付近の踏切(鷺宮2号踏切)では約170人の児童が横断しています。西武新宿線の往来が続いて踏切がなかなか開かず、最大26分(平均4分)もの間、子どもたちが踏切周辺で滞留してしまうそうです。

滞留した子どもたちが踏切で事故に遭わないよう、通学の時間帯には警備員の皆さんに見守りをしていただいています。

この問題についてなんとか対策を打つよう、久保りかはこれまで中野区議会で粘り強く何度も訴え続けてきました。その結果、2024年12月に中野区議会子ども文教委員会で報告があり、歩道橋(跨線橋〈こせんきょう〉)を設置する方針が打ち出されたのです。鷺の杜小学校に通う子どもたちと親御さんにとって、うれしい朗報です!


2025年度に詳細な現地調査、歩道橋の詳細設計が進められ、2026年度以降に西武鉄道との協定締結について協議が進められます。工期は2年程度の見込みでして、今年すぐに歩道橋が設置されるわけではありません。これから時間を要しますが、まずは大きな一歩前進です。

西武新宿線「開かずの踏切」対策のため、久保りかは引き続き真剣に取り組んでまいります!

(歩道橋の設置予定場所です/中野区の資料より)

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