東京都中野区は今月から、民間事業者と連携し、スマートフォン(スマホ)専用アプリで生理用品を無料で提供する機器の導入を、区役所内の女性用トイレで進めている。今月中に区役所内19カ所に設置する。区議会公明党(平山英明幹事長)の久保里香、甲田百合子両議員はこのほど、区の担当者から話を聞いた【写真】。
このシステムは、専用アプリを起動したスマホを機器にかざすと、自動で生理用品1枚が受け取れる。機器の設置と補充する生理用品の費用は、機器に映像を表示している民間企業の広告料で賄われる。区の担当者は「SNSを活用して機器の使用方法など、周知したい」と話していた。
区議会公明党は、今年3月に酒井直人区長に提出した要望書の中で、公共施設などの個室トイレで生理用品を無償配布するよう求めていた。さらに久保議員が、今年6月定例会でも重ねて訴えていた。
(公明新聞より引用、2021/08/18付け)